プレーヤーの権利

相手に危険が及ぶプレーになりそうな時や自分が不利益を被りそうになった場合、プレーヤーはアピールをしてレフリーにジャッジをしてもらう権利があります。権利なのでそれを使うかどうかはプレーヤーに委ねられます。
相手の妨害によって多少体勢を崩していても、アピールをしたらレットで、打ってミスしなかったらウィニングショットになるだろうという判断をしたらアピールをしなくてもOKです。
ただし相手プレイヤーにラケットがぶつかる場合やボールがぶつかるなど相手プレイヤーが怪我をする危険がある時には必ずアピールをしましょう。

原則としてレフリーが下したジャッジは覆りませんが、ジャッジの後プレーヤーは「ホワイ?(又は「なぜ?」等)」とレフリーに発言し、どうしてその判定になったのかを聞く権利があります。
プレーヤーに聞かれた場合、レフリーはルールに沿った基準でプレーヤーに理由を説明します。この説明は義務ではないので絶対に答える必要はありませんが、ゲームをスムーズに進行させるためにはなるべく説明するのがベターでしょう。
納得がいかなくてもジャッジは変わらない事が多いですが、レフリーの判定基準を知る事によって後のプレーの参考にしても良いと思います。
なお、PSAでは審判のジャッジが不服な場合、ビデオ判定をする権利が与えられていますが2013年現在日本では導入されていません。

プレイヤーの義務

妨害が発生した時にアピールをするのはプレーヤーの権利ですが、当然ながらプレイヤーの義務というものがあります
これはジャッジをする上で大変重要ですのでしっかり覚えて実践してください。とは言っても難しい事は何もありません。

ボールを打った後のプレーヤー

・対戦相手のボールに対する視界を妨げない
・対戦相手がボールに近づく進路を妨げない
・対戦相手がフロントウォールのどの場所も直接狙えるようにショットの軌道を妨げる位置に居ない
・対戦相手がボールを打つ為の適正なスウィングを妨げない

ボールをこれから打つプレーヤー

・ボールに対して近づき、プレーを続行する為にあらゆる努力をする
・対戦相手の妨害が最小限であると判断される状況ではなるべくプレーを続ける

簡単に言うと両プレーヤーは相手にケガを負わせる状況や大きな妨害があった時以外、ラリーを続ける為に最大限の努力をしなければならないという事です。
レフリーはしっかりラリーを続ける意志があったかどうかを見極める必要があります。

レフリーがジャッジをする上での基本

レフリーがジャッジをする上での基本的な事柄を挙げていきます。細かい事柄は後の項目にて説明します

アピールするタイミングは適正だったかどうか

早すぎるアピールアピールをする事を目的とするアピールでは無かったかどうか。

打たれたショットがウィニングショットだったかどうか

妨害があっても無くてもそのラリーは打たれたショットによって終了すると見なされる場合はノーレットと判断します。

両プレーヤーにラリーを継続する意志が見られたかどうか

ボールをこれから打つ人は、最小限の妨害をかわしつつ、ボールへのアプローチをしようとしたかどうか。
ボールを打った後の人は相手のプレーを妨げないように最大限の努力をしたかどうか。